これまでのあらすじ
- 第五回家二郎報告会 - おともだちティータイム
- 第四回家二郎報告会 - おともだちティータイム
- 第三回家二郎報告会 - おともだちティータイム
- 第二回家二郎報告会 - おともだちティータイム
- 家二郎、第一回報告会をしました - おともだちティータイム
- 家二郎を研究しています - おともだちティータイム
江東区総合区民センターの調理室を借りて、公民館二郎をしてきました。
場所は、都営新宿線西大島駅から徒歩 1 分 (駅の真上) の建物で、近くにスーパーがあり即座に調味料や野菜を調達できる場所です。
午前・午後 (夕方まで)・夜 (夕方〜 22 時まで) という風に借りれる時間帯が 3 分割されていて、他の予約が入っていない日ならば 9 時から 22 時まで調理室を利用することが出来ます。
スープを最初から作ると豚骨を煮るのに 20 〜 30 時間というオーダーで時間が掛かってしまうので、スープの途中まで自宅で調理し、他の作業は出来るだけ調理室で行なうことを目標にしました。
前日
今回はサンエースという、だし取り用の不織布で作られた袋を使用し、出汁を取りました。
だしとりサンエース(100枚入) 中 250×350mm BSV31002
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サンエースはアクを袋の中に抑えこむ事ができるそうで、アク取りにかかる時間が前回よりも短かくなりました。
また、ネギの青い部分や、鶏ガラといった、煮込むとほぐれてクズがスープの中に流出してしまうものも、サンエースの中に封じることで白く美しいスープを維持することができるようになります。
当日朝
id:karia さんにレンタカー借りてきてウチまで来てもらって、事前に仕込んだスープ、製麺機、パン捏ね機、その他材料や器具を車に積み込み、公民館まで移動しました。
公民館の調理室は、いわゆる小学校とかにある調理実習室を想像してもらうと良くて、調理台が 7 つあり、 1 つは講師用で正面にあるという感じです。
調理室には備え付けで巨大な鍋がいくつもありますから、自分で巨大な寸胴や圧力鍋を買い足していく必要も無くなります。
事前に仕込んでおいたスープ (持ち運びのために濃いめに作っています) を備え付けの巨大鍋に移したところです。直径が 36cm なので、計測していませんが 30L 程度入るのではないかと思います。
このスープを水で薄めて、さらに凧糸で縛った豚肉を次々と入れていきます。今回使用した豚肉はだいたい 3.2kg ほどあったと思います。
昼飯
朝から何も食べずに二郎ばっかりやっているとお腹が空きます。昼飯は、その辺のコンロを使って料理をすると良いでしょう。
設備
公民館なのでプロジェクタや巨大なスクリーンを借りることが出来ます (1000 円のレンタル料金が掛かります) 。手持ちの PC を繋いでアニメを上映しながらスープが出来あがるまで時間を潰すことができます。
レンタルできるプロジェクタは VGA 接続のみなので VGA 出力できる PC または変換アダプタ、あとポータブルなスピーカーがあるとより良いと思います。
製麺
家二郎の際、製麺作業はわりと一人で黙々とやるためあまり写真が無かったのですが、今回は皆でワイワイやりながら出来ました。製麺、かなり疲れるんですが、他人にさせると楽だし楽しい。
小分けにした麺は茹で前 170g と "かなり少ない" んですが、参加者が勝手におでんとか作り初めて場が混沌としたため、 170g で小分けにしていて良かったという結果になりました (本当はよくない) 。
おやつ
調理台がたくさんあるので、参加者を自由にさせていると各々勝手に料理をしはじめます。これは本当によくなくて、今回の反省点でもありました。
油断していると勝手におでんや餃子を作り始めて、二郎を食べる前に全員満腹という状態になります。次回は二郎調理以外のコンロの使用を禁止する予定です。
おでんは結局ほとんど食べきれず、タッパーに入れて持ち帰ることとなりました。
煮豚
さて、朝にスープと一緒煮込んだ豚がそろそろ良い状態になってきましたから、スープから上げてカエシに浸します。
時々引っくり返しながら豚を浸しているとカエシが染み込んでよさそうな感じになります。
染みたあとは、紐を外して包丁で適切な大きさに切り分けておきます。
提供
提供時のオペレーションですが、これがかなり難しい。家でやっていた時も試行錯誤を重ねたのですが、公民館では 1 ロットが 4 人前になったりと今まで試行錯誤した経験は役に立ちません。また、調理台はカウンターキッチンのような状態になっていますから、手際が悪いと正面から人間がどんどん文句を言ってきて本当に辛い、俺は 7 時に起きて二郎を作り続けているんだ。
ヤサイは事前に茹でて、その後に熱湯をかけるというスタイルにしたのですが、ちょっと茹ですぎになってしまいました。
麺も巨大な鍋で茹でることが出来て快適だったのですが、今回は麺上げを別の人にまかせてしまったので、二郎でよく見る、網に箸を使ってモリッと麺を持って器に入れていくのが出来なくて結構悔しい (家だと鍋が小さいのでザルに上げるしかない) 。今度は麺上げしたい。
巨大な鍋が二つ並んでいるから、どういう手順でスープを作って、麺を入れ、ヤサイを盛り、豚などを入れていくか、というのが重要になると思います。オペレーションはかなり改善が必要と感じました。
写真で分かる公民館二郎
今回の写真は、tuttie さん 、 karia さん 、 breeziness さん に撮影して頂きました。いつもありがとうございます。
写真を見ると、机が赤くないので二郎っぽさが若干下がってしまったように思えます。
味はいつも通り美味しかったです。ただ、 15 人前という分量を甘く見すぎていたためにヤサイやニンニク、カエシの量が最終的に足りなくなってしまったので、次はしっかりと用意していきたいです。
感想
公民館の調理室を借りて二郎を行なう、初めての試みだったのですが、かなり反省点が多く、まだまだ改善できる余地はあると思いました。
ちなみに費用ですが、施設利用料 13300 円でした。荷物を運ぶレンタカー代、材料費などもろもろあわせると 27000 円程度になり、 15 人で分けると一人あたり 1800 円になりました。一日中調理室で遊べて、二郎も食べれて 1800 円と考えるとかなりお手頃な遊びと言えます。
今回は初回ということで参加者は 15 人ほどだったのですが、次は 20 人くらい呼んでやっていきたい。