粗大ゴミに車輪を付けて捨てに行く

マンションで暮らしていると自宅から粗大ゴミ置き場まで若干の距離があったりします。手で持てるサイズ・重量の粗大ゴミなら手で運べばよいし、それよりも一回り大きいくらいのものならマンション共用設備から台車を借りられる場合があります。

今回、キッチンで 10 年以上利用していた木製の棚 (炊飯器や電子レンジがおける H100 x W70 x D50 (cm) くらいの棚) を捨てることになったのですが、これくらいのサイズだと借りられる台車には乗りません。住んでいるマンションはいわゆる大規模マンションで、部屋から粗大ゴミ置き場まで 150m 以上離れており、複数人でも手持ちで運ぶのはかなり大変です。

引越し業者が使うような大きめの台車があれば良いのでしょうが、あいにく用意することは出来ませんでした。粗大ゴミを捨てる機会は頻繁にあるわけでもないので、新規に大きな台車を購入するは避けたいところです。

そんな時に見付けたのがナイロン車輪です。

Amazon で 1 個 89 円、 4 つで 356 円。ネジは買ってもそんなに高くは無いでしょう (今回は家にあったものを使いました) 。車輪はホームセンターに行けばもっと安く買える場合があるかもしれません。装着するために必要なドリルやドライバーは家にあるものとします。

この車輪を棚の底面に装着することで、粗大ゴミ置き場まで自走してもらおうという算段です。

粗大ゴミを捨てるために 356 円掛かってしまうのは難点ですが、車輪は粗大ゴミ置き場で取り外すことができます。車輪を再利用するなら取り外して持って帰れますし、そのまま捨てたとしても単なる「キャスターの付いた棚」なので不審なゴミということにはならなさそうです。

台車では、台車のサイズにあってない大きなものを載せてしまうと滑り落ちないように、バランスを崩さないように、と気をつける必要があります。しかし、直接車輪を付けてしまえばそういった心配も無用です。

今回、実際に装着して捨ててみたのですが、道中かなり安定して運ぶことが出来ました。本当はサイズや重量などで車輪のサイズや材質を検討する必要があるかと思いますが、今回は適当です。運んでる最中に車輪が壊れないかと不安もありましたが、結果としては問題なく運べてラッキーでした。

そして当然ですが、粗大ゴミ置き場では棚が転がっていかないように車輪を取り外すか、倒して車輪の無い面を接地させるように置きましょう。

粗大ゴミが自走するように DIY すると捨てるのが楽で良かったよ、というお話でした。

追記

一般家庭から民間業者が「粗大ゴミ」を収集するには「一般廃棄物処理業」の許可が必要です。ウェブ検索などで見付けることができる「個人宅から粗大ゴミを回収してくれる業者」は無許可の業者である可能性があります。気をつけましょう。

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