LINE モバイルの端末保証オプションを使ってみた

結論から言うと LINE モバイルの端末保証に入ってはいけません、他の保証サービスを利用したほうが良いでしょう。 Apple Genius Bar に行けば 2 時間程度で修理される画面割れ修理に 1 ヶ月半の期間が掛かってしまいます。

修理の記録

AppleStore Online で購入した iPhone X を、昨年末の忘年会の帰りに落してしまい画面にヒビが入ってしまいました。その iPhone は AppleCare+ には未加入でしたが、 LINE モバイルの持込端末保証オプション (月額 500 円) に加入していました。ヒビを修理するために LINE モバイル端末保証センターに連絡をし、修理を行なった記録を記しておきます。

2018/12/30 - LINE モバイル保証センターに電話

LINE モバイルの保証の手順を理解していなかったのですが、一度 LINE モバイル保証センターと言うところに故障端末を送り、そこから Apple 修理センターに転送されるそうです。

この時修理には 2 〜 3 週間 程度かかると言われました。「画面割れ修理に 2 〜 3 週間も掛かるのか?!」と内心思いつつも、修理しないわけにもいかないので承諾しました。

ちなみに後に調べて知りましたが、このタイミングで代替機を借り受けることができるそうです。その時案内はありませんでした。

2018/1/1 - 故障品送付用の箱と同意書が同封された郵便が到着するも受取失敗

電話をしてから翌日に箱が発送され、翌々日には到着しましたが、外出していたため受け取りに失敗しました。翌日に再配達を指定しました。

2018/1/2 - 箱の受取、故障品の梱包と発送を行なった

再配達で箱が届きました。すぐさま画面割れの iPhone X を梱包、同意書にもサインをして同封し、保証センターへ発送しました。

2019/1/25 - Apple の修理状況確認にアップデート (問い合わせ)

端末送付から 23 日が経過。てっきり Apple に転送されて修理が行なわれ、そろそろ返送されてくるころかな? と思っていた日のことです。 AppleStore で購入した iPhone の修理の問い合わせが Apple の修理状況確認サイトにアップデートされていました。

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つまり、私が iPhone を発送してから 23 日もの間 LINE モバイル保証センターの中で保管されていたということになります。一体何をしていたんでしょうか…。

2019/1/26 - Apple から修理用の箱が LINE モバイル保証センターに発送される

ここからは Apple の宅配修理を依頼したときと同様のプロセスです。まず Apple から箱が送られてくるので、そこに故障品を梱包して Apple に発送します。すると Apple 内で修理が行なわれます。

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2019/1/29 - Apple に故障品が到着する

ヤマトの Tracking Number があり、これで修理用の箱がどこを移動しているか進捗が確認できました。 LINE モバイル保証センターは江戸川区松江にあり、 ADSC 支店と言うのは Apple 内に存在するヤマトの営業所です (AppleStore Online で端末を購入しても、ここから発送されます) 。

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2019/1/30 - Apple の修理が完了

なんと! 僅か 1 日で修理が完了しました。この表示をみて「そろそろ iPhone X が帰ってくるんだな。 2 〜 3 週間は越えてしまっているけど仕方ないだろう」と言う気持ちでした。

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2019/2/1 - 修理品が LINE モバイル保証センターに到着

さあ、後は私の家に転送してもらえれば良いだけです。

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2019/2/3 - LINE モバイル保証センターから電話が掛かってきた

「修理が完了したので、これから返送します」と言う電話が掛かってくることを期待して、電話を取りました。するとオペレーターは「Apple の電池パック無償交換の影響で Apple の修理が混雑している。なので iPhone の修理は 2/22 以降になります」と言ってきました。

オンラインで表示されていた表記が嘘だったのでしょうか…? Apple の修理は 1 日で完了していました。端末はもう LINE モバイル保証センターにあるはずです。

そもそも時間が掛かったのは Apple に発送する前段階でした。私の聞き間違いで「"電池パック無償交換" が LINE モバイル保証センター内も混雑させてしまった」と言う意味なのかなと考えましたが、 "無償" なのだからユーザは LINE モバイル保証センターを経由する必要がありません。つまり、この説明は「Apple の修理センターそのもの」が混雑していると言っているようでした。

説明に納得できないまま、その時は予定が押していたためそのまま電話を切りました。

2019/2/4 - iPhone XR 買った

さすがにスマホが無くて困っていたので iPhone XR 買いました。 iPhone 最高!!

2019/2/15 - LINE モバイル保証センターから iPhone 修理品が返送されてきた

送付から丁度 1 ヶ月半が経過しました。コールセンターからの連絡は無いまま、修理品が返送されてきました。また修理品は Apple による封印が行なわれていましたが、開封されていました。これは恐らく LINE モバイル保証センターでの検品を行なったのだと思われます。

まとめ

LINE モバイル端末保証では、 Apple の修理を行なう前後に LINE モバイル内に存在する保証センターで修理品の検査を行ないます。この検査に異常に時間が掛かり、トータルで 1 ヶ月半 (Apple 内にあったのは僅か 3 日) 掛かります。更にオペレーターはこの理由を「Apple の修理が混雑している」と説明します。

オペレーターの説明が嘘かどうかは追求しませんでしたが、電話機の画面割れ修理をするためだけに 1 ヶ月半掛かるような保証サービスを使うことは辞めたほうがいいでしょう。

追記: Twitter で LINE モバイルの保証について調べてみました

やはり異常に修理に時間が掛かっている人はいるようです。私だけ "たまたま" 時間が掛かってしまった、ということでは無いようでした。

代替機の在庫は枯渇しているようです。

代替機があったとしても iPhone SE や iPhone 6 といった非常に古い端末が送付されているようです。