創世記

神はまずグラタンを作った。ホワイトソースも手作りである。しかし、グラタンを作りすぎてしまった神は一緒に食べてくれる知り合いがいなかった。孤独だった。孤独な神は耐えきれず、一緒にグラタンを食べてくれる生物を作った。神と同じ形を模した生物、そう、後の人間である。
神は風邪をひいた。神と言えども体調を崩すこともしばしばある。人間は外で楽しそうに遊んでいる。孤独な神は耐えきれずもう一人人間を作った。前と同じ形では面白味にかけるので、今度は女性という種別の人間を作った。
しかし、神が風邪で寝込んでいるうちに、あろうことか二人の人間が楽しく遊んでしまった。女性という種別の人間の腹は次第に大きくなり、一人の赤ん坊を産み落とした。そう、彼こそが、後の田中角栄なのである。
田中角栄は言った、「この世は争乱の時代である、勇気あるものは前に出て我と共に剣を持て」、と。
これが後の、おともだち革命である。