hubiC 雑感

A French-hosting company called OVH just updated the rates for its Dropbox-competitor site HubiC, and is now offering a jaw-dropping 10 TB for only about $13.50 per month (€10).

10TB で 10 ユーロ/月、 Google Drive が値下げしたとかいっていたけど、これが使いものになるなら Google Drive なんて屁では無いくらいに安いなと思ったので調べてみた。

結論を先にいうけど、日本から使うには遅過ぎては話にならないので、 Google Drive などを使うと良いと思います。

使用感

  • アプリ
    • Dropbox みたいな感じでシェル統合型なのでわりと使いやすい
    • Linux も対応してるっぽい
  • ウェブ
    • 共有が時限式
      • 5/10/30 日後に expire するみたいな設定しか出来ない
    • パーマリンクが無い

Dropbox みたいなコンテンツ置き場は実現できないようです。

速度

自宅 (東京、回線はフレッツ光 + Vectant 系) からの検証

  • ダウンロード
    • 110 〜 120KB/s
  • アップロード
    • 50 〜 70KB/s

10 ユーロ/月に支払って使える 10TB は、日本からだとアップロードは 5.6 年、ダウンロードは 2.8 年かかります。

オランダ・アムステルダム (DigitalOcean Amsterdam2) からの検証

  • ダウンロード
    • 1.3 〜 1.4MB/s
  • アップロード
    • 未計測

だいぶ速いですね。ケチって hubiC に帯域割り当ててないだけかと思いましたがそうでは無いようです。

本当はフランスのサーバから試したかったのですが、手元に使えそうなやつがなかったので調べませんでした。

結論

日本から使うには遅すぎて話にならないが、ヨーロッパからならそこそこ速いので良いと思いました。

フランス人は使うと良いと思います。

感想

Dropbox は大量にユーザいるのにまだ AWS つかってるのかよとか思っていたけど、世界中のあらゆるユーザにそこそこの速度で使えるようなサービスを提供する場合、自社で iDC たてるとか現実的では無いので AWS つかうのは正しいなと思った。

結局 Dropbox 的なサービスって、 AWS に依存するか、 GoogleMicrosoft といった大きな企業が提供するかしないと、あらゆる国の人がつかえるサービスにはならなそう。

特定の国の DC に依存したサービスは、使うユーザも自国民であれば便利なので、日本人は日本のサービスを使うべき。日本は電気代が高いという問題があってなかなかこういうサービスは提供しづらいのだけれど、さくらの BASE Storage には期待したい。