MacOSX をクラウドで利用できる vmOSX を契約してみた

以下のエントリの続きです。

月額 7000 円払って、レイテンシは 300ms 以上、スペックも微妙な Xcloud をこのまま契約しつづけるのも無意味だなと思いちょうど 1 ヶ月で解約しました。

vmOSX (OSX Server Ent+) を契約

同じ 7000 円台なので、 vmOSX の Server Ent+ を契約。

Xcloud MINI vmOSX Ent+
メモリ 2GB 3GB
ストレージ 80GB 60GB
vCPU 2 2
価格 CHF79/mo USD84.75/mo
価格 (JPY*) 7220円/月 7468円/月

まずネットワークレイテンシですが、東京港区の一般回線から ping を打って計測したところ以下のような結果になりました。

min avg max stddev
vmOSX 134.114ms 139.082ms 149.193ms 5.106 ms
Xcloud 286.966ms 332.667ms 499.297ms 59.674ms

Xcloud の半分以下のレイテンシが出ています。 SSH をする際にもあまり苦痛にならなレベルです。

例によって、今回も OpenCV iOS のフルビルドベンチマークをしました。実行したのは以下のコマンドです。

git clone git://github.com/Itseez/opencv.git
cd opencv/ios
time ./build_framework.py .

Xcloud と Mac mini と比較してみます。

vmOSX Xcloud MINI Mac mini
real 12m12s 34m58s 7m15s
user 20m32s 55m27s 42m11s
sys 1m55s 6m58s 2m4s

Xcloud が 30 分以上かかっていたのに対し、 vmOSX は 12 分程度ですので十分開発に耐えられるスペックだと思います。

スペックシート上の vCPU の数はあまり当てにならず、実際にどれくらいの CPU が割り当てられているかというのが重要だということが分かるかと思います。

まとめ

Xcloud より vmOSX を契約しよう。