朝顔に埋まったひとしずくの携帯電話が僕の耳に問いかける

朝顔に埋まったひとしずくの携帯電話が僕の耳に問いかける
ねえそれは本当に朝顔なの?
片桐はそう言った、かれもまた、田中角栄であった。
一昨日たべたチューリップは元気にしているだろうか。
魚がとびはねる、またとびはねるのだ。わかるだろうか。
世界には二つの世界がある。一つはチューリップ。魚は秋刀魚なのだ。
朝顔を覚えているか。それもまたチューリップなのだ。
駐車場から朝日が登る。細々とした米粒を抱きながらアザラシがオオサンショウウオのように飛びはねる
ところてんは雨のように降り注ぎ、オオサンショウウオが飛びはねる。
切ないかな、あまた美空ひばりが分身している。空にウインナーがある。ほんとうか、あれはコシヒカリだった。
新潟では戦いがあるコシヒカリである。
たらたらたたたかなかたかなか。高菜である。
削ぎ落す君の右腕をこの胸に抱き夜もまた明けの明星に星ひとつ輝きたる空あなたは覚えているかなか田中角栄の夜空を見上げ約束したあの日
そちらのお嬢さん、今日は生きの良い刺身が吐いってますよ。そこには三つの扉がある。一つあトナカイ、もうひとつは寿司詰め状態のササニシキ
雑司ヶ谷にそれはあった。
砂場で城を作りたる我が主が毅然とした態度で手羽先をほうばる
所沢に生まれた喜多方片桐魏志倭人伝電離層のあの空に浮ぶ夕焼けを小瓶に入れた。
ありがとう命の上で餌やりをする緒方さん肩凝り腰痛キチガイがあさっての方向に向かい苦しみながら建設業者に子供を送るササニシキがシクラメンのストリップの世田谷そこら中にある田中角栄
血塗られた楯を持ち通信料を気にする手羽先が好きな所沢店
君は知っているか。トンカツを食べる勇者はそして綿棒の容器を引っくり返したときの切なさ
ロールキャベツが呼んでいる
ロールキャベツが僕を呼んでいる
ロールキャベツがロールする
キャベツはロールしてはいけない
ロールがキャベツなのだ。
世田谷